ペリネと月経(生理)
更新日:2020年3月16日
こんにちは、Tía 助産師 Lisaです。
前回、ペリネのお話で「女性の体は妊娠や出産などのイベントの有無に限らず、ペリネは毎月の月経(生理)でも、日常の姿勢や間違った腹筋運動でも、日々ダメージを受け続けています。」というお話をしました。
今回は毎月訪れる月経とペリネの関係をお伝えします。
まずは、月経の仕組みをおさらい。
月経とは成熟した女性の子宮から周期的におこる生理的出血で医学的には25~38日周期を正常範囲とされています。
月経周期には卵胞期と黄体期があって、基礎体温をつけたことがある方はご存知かもしれませんが、それぞれ低温期相、高温期相になっています。
ちょっと詳しくお話すると・・・
卵胞期(低温期相)は卵胞が成長成熟する時期です。
脳下垂体前葉が分泌するホルモン(卵胞刺激ホルモン:FSH)の影響で卵胞が成長します。
そして、卵胞ホルモン(エストロゲン)の血中濃度が高まると次に黄体刺激ホルモンが分泌されて排卵が起こります。
この時期は新陳代謝が活発になったり、明るい気持ちになったり、身体も軽やかにアクティブになれます。ダイエットにもいい時期。お肌の調子もよくデートも楽しくできます。
排卵した後からは黄体ホルモン(LH)が分泌されて黄体が形成される=黄体期(高温期相)
この時期は体に水分や栄養を蓄えようとして浮腫みやすく、身体の不調に気持ちが落ち込んんだり、イライラしたり、早い人は月経開始1週間前から気分が憂鬱になったりすることもあります。いわゆる月経前症候群(PMS)の症状:腰痛、頭痛、食欲増加、便秘、腹痛、吐き気etc…が顔を覗かせます。これらの症状はすべては黄体ホルモンが変動することが一因!!
排卵されたけれど受精しなかった卵子とエストロゲンの低下によって内膜が脱落して血液として排泄されます=月経開始です。
受精して高温期が継続していると妊娠成立!となります。
話を戻して・・・
この毎月のサイクルでペリネはどのように変化しているのか?
排卵後の女性の体は妊娠できるように準備をします。そのために子宮内膜を厚くしようと黄体ホルモンが分泌されます。プロゲステロンがその代表例。他にもリラキシンホルモン(靭帯弛緩ホルモン)が分泌されます。これは、子宮弛緩因子の一つ。名前だけ聞いていると、体がリラックスできそうですよね。あながち間違ってはないんです。このホルモンの働きで子宮を支えている靭帯や筋肉がゆるゆる〜っと緩むんです。リラックス状態。
この状態がペリネに大きく関係しているところ。
つまり毎月、月経の周期に合わせて排卵を期にペリネが緩んでいる!ということ。
『靭帯が緩む→骨盤が歪む(グラグラしている不安定な状態)』
これ、そのまま放置しておくと歪んだままがどんどん蓄積します。
でも、大丈夫。緩む⇄戻すができます!
そしてこのホルモン、黄体ホルモンと同じく月経開始とともに分泌が減少します。
ホルモンの影響で緩んでしまう状況は避けられません。
なので、緩んでも戻せるように普段の生活から骨盤を正しい位置におけるようにペリネ(骨盤周囲の筋肉)のトレーニングが必要になってきます。
骨盤周囲の子宮を支えている靭帯や筋肉をしなやかにしておくことで、自分の筋肉で骨盤を正しい位置で支えられるようになります。時期としては月経開始3日目頃からが狙い目。
Tía ではセルフエクササイズをお伝えしています。ほとんがながらエクササイズができるもの。合わせて妊婦整体、産後(一般)整体でお身体をほぐし整えることでより効果を感じていただけると思います。Hip-Up、足のラインが整うなどボディラインが変わってきますよ。
ペリネを守りながら美しいボディラインに体が変わっていくのを実感していただけると思います。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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